平成18年11月18日 古味 牛ノ背(1757) 天狗塚(1812) 綱附森(1643) 矢筈峠 土佐矢筈山(1606) 小檜曽山(1524) 京柱峠

平成18年11月18日 曇り 雨 雪
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古味 牛ノ背(1757) 天狗塚(1812) 綱附森(1643) 矢筈峠 土佐矢筈山(1606) 小檜曽山(1524) 京柱峠

【コースタイム】
小川 駐車地点出発 5:48 --高齢者福祉施設 清盛頼朝 5:53--- 古味最上部民家 6:09---林用軌道跡地 6:38---三等三角点1390m (7:48-7:56)--- 1486m標高点 8:15---牛ノ背三角点 ( 9:09-9:21)---天狗塚山頂 (9:50-10:14)---天狗峠 西山林道下山口 10:29-- 綱附森分岐 10:33---堂床分岐 11:24--綱附森 (12:10-12:20)---1421m 標高点 13:03--- 綱附森登山口 13:29---矢筈峠 (13:34-13:50)--- 土佐矢筈山 (14:48-15:05)---小檜曽山1541m標識 15:49---京柱峠下山分岐 15:53---小檜曽山1524m三角点  16:01--- 京柱峠 16:55着 自転車発-17:07===自転車=小川 駐車地点着 17:50

【距離】
累計歩行距離 25.841km 累計標高差 2520 m

牛の背三角点 「2.6度 4m 寒い」

天狗塚山頂 「5度 2m 曇り 風が収まり 暖かく感じる。三嶺 次郎笈 剣山まで見える。 今回で200回目の天狗塚。」

綱附森 「3.5度 4m 曇り 剣山 三嶺に雲がかかる。」

矢筈峠へ着く頃から 雨が降りだす。

土佐矢筈山 「1.8度 5m 北風 雪 」

小檜曽山への稜線は風雪模様

京柱峠へ下りていくと ミゾレから雨になった。
峠からは 暗くなった国道439号を自転車でゆっくり下った。


平成18年11月18日概念図 


平成18年11月18日断面図
 

平成18年11月18日撮影 
1486m標高点付近 カラマツの黄葉は終わっていた。


平成18年11月18日撮影 
牛の背から 土佐矢筈山 小檜曽山方面を見る。


平成18年11月18日撮影
天狗塚


平成18年11月18日撮影 
綱附森山頂から 牛の背 天狗塚を見る。


平成18年11月18日撮影
小檜曽山の標識が 京柱峠への分岐地点へ移されていた。
標識に雪がついている。


綱付森

平成18年11月18日の山行で 天狗塚(1812m) の登頂回数 は 200回になった。(カウント基準はここ)。

このところ この山域に 集中して登っているので、登頂回数も 急速に伸びてきているが、行けば行くほど ヨリ深く また新しい感動に出あうことができ ますます楽しみが増え また 次に 行こうということになっていって 更に回数を重ねているので、200回で満足ということでもなく、200は もっともっと 増えていく単なる通過点のようなものである。

もとより 200回行けば 一木一草に至るまで ルートを熟知するということでもなく、毎回 今まで知らなかったこと、 自然が見せるほんの 少しを瞬間 垣間見るだけで終わり、 すべてを知り尽くすには 200など ホンの入り口にもならない程度のことである。

山の諸先輩がた のなかには、富士山へ500回とか 塔ノ岳 1500回とか 更には 身近な里山など 何千 何百回と数を重ねる方など沢山おられる。

先輩諸氏からすれば たかだか200回など まこと ささやかな数である。

元来 私の山行スタイルは 特に回数を重ねることだけに集中しているわけでもなく 200回の登頂も一つの通過点で通り過ぎただけであり、18日も 山頂では とりたてて、特に感慨にふけることでも、特に変わったこともなく、ただいつもと同じ山行であった。

200回の内で振り返れば
 概していえば 快晴無風で快適な天気のもと、西山林道天狗峠登山口まで車で行ってしまえば、歩き一時間少々で天狗峠へ達してしまう容易な登山は、過去の200回の登山の回数の中では 案外 印象は薄いものになっている。

そんな楽する山行よりも 、200回の内でも難行苦行の山行の方が思い出深いものになっている。
久保 西山からのアプローチに 一苦労し 登山口から 、樹林帯でラッセルに次ぐラッセルで遅々として進まず、瞬く間に 時間が飛ぶように過ぎ、やっとこさ 山稜に出れば 吹き飛ばされる烈風が吹きすさび 風雪模様。
 雪がなければ天狗峠からは15分ぐらいで山頂なのに、ラッセルで天狗峠から1時間半から2時間かけてやっ山頂へたどり着いたときとか、積雪期 ホワイトアウトで彷徨して やっと山頂へたどり着くとか とかく やたら苦労したときの印象の方が極めて強く脳裏に焼き付いている。

無雪期でも風雨で吹き飛ばされるような状態で、稜線を這いながら登った山頂の方が印象は強烈なものになっているのである。

それも 昔 西山林道ができる以前 祖谷川の底から 登っていた時の印象は、古い年月を経ても決して風化することなく 今でも鮮やかな記憶となって強く記憶に残っている。

その頃 祖谷口から 出合経由で狭くウンザリするぐらい クネクネした 長い道折りを 走り東祖谷に入った。

もっとも その頃の 山里は交通の便は悪く 秘境であったにもかかわらず 人口も多く 産業も盛んで 林業など 今より遙かに 活気があった記憶がある。

今日 山里は 道もよくなり 便利になったが 、便利さとは裏腹に 山里には廃屋が 目立ち、人口は激減し、 産業は衰退してきているように思え この先 山村の将来はどうなるのか心配するものである。

というのも 別にこの地域と関係なく登っているような 私の山歩きも、よく考えれば やっぱり 山域の人が 健在でいることで 登山者のアプローチも たやすく登らさせてもらっているようなものなのである。

山登りの途中 地元の方とは出会わなくても、 決して 山村と無関係な 山登りでないなと感じ、 こうして 勝手に 山を登らせてもらっているのも 山村の地元の方々のお陰であり、感謝しなくてはと 常日頃 つくづく思っているのである。

だから この山域の山村が寂れ 廃屋が増えることは 登山者にとっては やがては 入山のしにくさ につながるどころか、山へ近づけなくなることも やがては出てくるのではないだろうか。

 私の山歩きも所詮 山里の人々の健全な生活 があってこそ 気楽に山へ入れているのであり、山村の皆様のお陰で山歩き させてもらっているなと つくづく痛感し 山村のかたがたには 感謝しながら、 これからも 登らせてもらって登頂回数は増えていきます。

今後とも 東祖谷の皆様 宜しく願います。 有り難うございます。



平成18年11月18日撮影

天狗塚200回

天狗塚