令和6年1月6日 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812)



令和6年1月6日 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812)

【日時】 2024 令和6年1月6日

【天候】 晴 曇 一時 小雨

【コース】 菅生 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812) 菅生

【記録】

いやしの温泉郷 発 4:20 --- 林用作業小屋跡 6:03 --- 1791m標高点 8:14 --- 菅生下山口標識 8:43 ---三嶺 ( 9:02-9:22 )--- 西熊山 ( 10:55-11:14 ) --- お亀岩 11:41 --- 天狗峠綱附森分岐 12:29 --- 天狗峠西山林道分岐 12:36 --- 天狗塚山頂 ( 13:04-13:21 )--- 天狗峠西山林道分岐 13:42 --- 西山林道天狗塚登山口 14:50 --- いやしの温泉郷 着 16:39

【山頂】

■長年 この山域の冬期に 足繁く 通っているが 昔に比べ 昨今は 暖冬気味の 寡雪の冬が多くなってきた。

たしかに このところ 一時的に 大雪が降るときもあるが 長続きせず すぐに暖気が入り 融雪し また寒気が入り 融けてしまって 累積せずに また降雪と いった気象パターンが多くなってきた。

その昔のように ずっと冬将軍が居座り続け 寒気団が次々と押し寄せてきて 降雪が累加的に降り積もっていって 積雪深が増えていき うず高くなっていく といった 大雪の冬 というようなのは めっきり減ってしまった。

■温暖地の四国での降雪は 南国ならではの 特徴なのか 降り積もった 積雪の傍らで その雪の 融雪が急激に一気に 進む事が多く かりに それなりの積雪深があっても すぐ減ってしまう事が多い。

さらに 最近の 傾向としては 寒暖差が 大きくなったことで 降った雪の融雪の度合が大きくなり 融雪予想が ぐっと難しくなったと感じている。

■降雪の予想などは 気象庁などからの 情報が細かくされていて 山域の ある程度の 降雪予想は 確率高く 当てることができる。

しかし 積雪は風向きや地形的要素が 影響し 山岳地帯の どこにどう雪が貯まっていくか微妙であり、登山ルートの上に 雪がどれだけ 積雪し どうだけ融雪しているか当てるのは 本当に難しいものだが、昨今の 寒暖差の大きさなどの 条件を加味したうえで 山岳地帯のなかでの局所的な 特定の場所での融雪予想は 物凄く 難しくなってきたと思う。

■2023-2024の 今冬も 暖冬気味の冬で そこそこの 寒気が入り 降雪したものの そのあとの 暖気差が大きいうえに 比較的温暖な天候が年末年始 続いていて 山岳地帯の融雪予想は はたして どうかなっているか? 気になるところだ。

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■2023年1月6日 いやしの温泉郷を まだ暗いなか 出発。

2023年12月20日頃 大雪が降ったあと 暖かい 年末年始をへて 大雪の積雪は 大部分がすでに融けているが ごく直近で降った 新雪が日陰などに残っている。

登山道を行くと すぐ雪の上を歩くようになるが ひなたの 部分などは雪の途切れた箇所もあるが、おおむね 登山道には しっかりした雪道トレースが残り この年末年始の期間 さぞ賑わったであろうことが トレースの足跡痕から読みとれる。

登っていくと 積雪量は 次第に増えていくが トレースがしっかりしていて  比較的楽に 歩ける。

明るくなると 晴で 標高1740m付近からは 剣山 次郎笈も見える。

2023年12月23日には深雪で塹壕堀のようなラッセルで苦労した上部のあたりも 雪が めっきり 少なくなっていて雪が締まり しっかりしたトレースに導かれて 楽に 菅生道分岐標識へ 到達。

ここから 三嶺山頂へ 三嶺ヒュッテを経由せず まっすぐ 向かう 区間は 幸い トレースが消えて 雪道本来の感触を味わいながら進むことができた。

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■この山域に足繁く 通っていても 暖冬で寒暖差が大きく 融雪の進みも 急になって この山域での 冬場の山域の山稜などの積雪状況の 事前予想は なかなか 難しくなってきた。

■山の自然は 奥深く 山は 毎回 違った 様相を見せるだけのことで 人間は まだ知らないことばかりだけのことで ことさら 特段に 驚くことなどない はずなのだが。。。。

僅かな期間しか 経験していないのに 山域を知り尽くしているように うぬぼれて 偉そうに している 人間を見て、

「知らないくせに 何言っているっだ」 と 自然は せせら笑っているだけのことかもしれない。

■融雪の具合が読みにくくなったことで

里では大雪で 山中は苦労しそうと思っていても 案外楽に 山頂に到達できて三嶺~天狗塚への縦走が 楽に できたりする場合もあったり、反対に 雪が少ないと思っても 案外 手強い ラッセルに手コズリ 縦走は途中断念といった場合もでてくる。

積雪深と 雪質状況 気温 南面か 北面か 日射のあるなし 風向き 吹き溜まり など 色々な要素の他に トレースの有無などで 人間の ラッセルの 苦労の仕方も変わってくる。

■2024年1月2日 祖谷の北側の矢筈山(1848)へ登ったが このときの 積雪状況と 三嶺 天狗塚 周辺とは 雪の降り方が違っていることが多い。

祖谷側から 三嶺から天狗塚の縦走する場合では 三嶺と 天狗塚周辺でも 積雪の降り方も 違う。

さらに南面の高知県側 からだと積雪の降り方や溶け方も全然違う。

また 一日のうちで 朝方の雪質と日中の雪質は大きく異なることが多くて、日中の気温上昇で雪がグズグズして潜り方も増えてくることが多くなったりする。

■こうした 読みにくくなった積雪状況のおかげで 雪の あらゆる状況に それなりに 対応できる 装備を 常に しっかりと 備えていなければ うまく縦走できない場合もあり 途中 撤退という結果に なったりする。

■今回も予想しにくくなった積雪状況を考慮して あらかじめ 雪上歩行補助器具として アイゼン スノーシュー チェーンスパイクなど 重荷になり 無駄かもと思いつつも 一応全て 念のために 携帯し あらゆる 雪質 積雪状況に 的確に対応できるようにした。

■が 結論から言うと それらすべての雪上歩行補助器具は 今回は 全く出番 無しで ただ 単に 重荷になって しまった。

■しかし これは ただ単なる結果論。

山中の ある区間で どれが最適な雪上歩行補助器具として有効なのかは 実際 現地に 行ってみなければ わからない。

僅かな距離のある区間でも 通過に難儀する積雪状況だったりすることは よくあること。

その際 適切な 雪上歩行補助器具がないと 危険な目に遭うことになる。

■融雪など 里での予想は 大方ハズレで 苦労することのほうが多く、無駄な重荷の装備になる可能性もよりも すこしでも安全確実な登山をしようとしたら より安全確実に雪山を歩けるような装備を準備し 実際の雪山の状況を現場で自分で冷静に的確に判断行動し冬山を登る というのが 私の雪山の登り方の流儀だ。

これは 過去痛い 経験から得られた教訓。

■「良い判断は経験から、経験は悪い判断から得られる」

”僕は16歳の時、ほとんど何も考えずに、高い雪庇から飛び下りたり、険しいクーロワールに飛び込んだりした。今は、ロープを装着せずには、雪庇の先端に近づくことさえあり得ない。年齢と責任が増し、僕は注意深くなったが、それはバリー・ルバルトナーの言葉を借りれば「良い判断は経験から、経験は悪い判断から得られる」からである。”
『雪崩リスクマネジメント』Bruce Tremper著 日本雪崩ネットワーク訳 山と溪谷社 2004年12月1日

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■三嶺池は結氷。

■三嶺 「マイナス0.1度 西 8.6-4.4m 晴 剣山 次郎笈 天狗塚見える。」(累計登頂回数 816回)

縦走路は しっかりした トレースあり 快適に進む。

■西熊山 「プラス0.6度 西 3.3m 曇 三嶺 次郎笈 ときおり ガスがかかるが すぐとれて見える。 天狗塚 見える。」(累計登頂回数 678回)

■天狗塚 「プラス1.8度 南1-2m ガス 視界なし。」(累計登頂回数 760回)

■林道を歩いていくと いやしの温泉郷まで あと20分くらいのところで パラッと小雨。すぐ止む。

■この日 出会った登山者は 無。

■天狗塚登山口 駐車車両 無。

■2024 令和6年1月6日現在
累計山行日数 2057日(内 四国 1667日)

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いやしの温泉郷 及び 奥祖谷観光周遊モノレール 休業中。
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【動画】

https://youtu.be/mgf8wnKdoeA



【写真】

flickr
https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72177720313926229

ヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6358339.html

YAMAP
https://yamap.com/activities/29170040

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ガーミンGPSMAP66i ライブトラッキング(2024年1月6日)
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■2024年1月6日 GARMIN GPSMAP66iのライブトラッキングを実施。

GPSMAP66iにて イリジウム衛星経由で 10分ごとの現在位置をリアルタイムでWEBサイトに表示。 

ライブトラッキング、メールでの双方向通信 ともに順調。

(携帯電話圏外エリアでも作動)

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【APRS】

2024年1月6日 APRS(Automatic Packet Reporting System)

APRSは 山中の登山者の現在位置を リアルタイムで 地上側で パソコン・スマホのグーグルマップ上にて閲覧でき、山岳遭難対策には きわめて 有効なシステムです。

ただしアマチュア無線家の皆様によって運営されていて アマチュア無線従事者の資格と アマチュア無線局の開局免許が必要となります。
今回も アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり ありがとうございました。



「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=86400&tail=86400
アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7 



「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用。
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400



「 JJ5MDM-7 」と「 JJ5MDM-5 」を 同時に表示
http://aprs.fi/#!mt=roadmap&z=11&call=a%2FJJ5MDM-7%2Ca%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400/


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IBUKI.run 活動ログLIVE配信 2024年1月6日



https://ibuki.run/
3分毎にリアルタイムに現在位置を表示公開。

ただし 携帯電話圏外エリアでは リアルタイムには表示できず、携帯電話圏内になって はじめて表示できるようになる。

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【気象】



2024年1月6日 午前9時 地上天気図



2024年1月6日 午前9時 500,300hPa高層天気図



2024年1月6日 午前9時 850,700hPa高層天気図



2024年1月6日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画 (国際気象海洋株式会社)





短期予報解説資料