御嶽山噴火 美しい山容と裏腹に「いつ何が起こるか 本当に わからない」 という火山 本来の潜在的危険性と隣合わせ

 

まったく 悪い タイミング。

 

紅葉の時期。爽秋の好天、大勢の人々で賑わう 週末の ちょうど お昼時、登山者が一番 多く 山頂付近に集まり 滞留し まさに ちょうどの時間帯。

 

この時間帯を 狙い撃ちするような 最悪のタイミングで 突然の火山爆発。

 

最悪時間帯だけに おおくの人々をまきこんで 痛ましい限りの なんとも いいようのない大惨事となってしまった 御嶽山の噴火。

 

もし 時間帯が季節はずれの 夜間とか 悪天で人出が少なかったりの場合 だったら こんなことには ならなかったのに。。。残念です。

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そもそも 活発に活動する火山性の山は 人々を惹きよせるものを持っています。

長い間に浸食され 削られてきた 壮・老年期の山に比べ 火山の山は なんとも美しい山容を誇る 秀峰ばかりなのです。

 

富士山も 地球史的な時間スケールでは つい このあいだまで 噴火していた山です。

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こうした 美しい山容に惹かれ 高まる著名山の人気。

 

美しい山容と裏腹に 今回の御嶽のように

「いつ何が起こるか 本当に わからない」

という火山 本来の潜在的危険性と隣合わせなのでした。。。。

 

それなのに いつもは 何事も無く

「知らぬが仏」で ただ単に 「運よく」 登っていたのでしょう。

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そういう わたくしも 数多くの火山性の山に登らせていただいてきて、

 自分の「手持ちの運」など いままでの山行で もうすっかり すべて 使い果たしているのではと感じています。

 

今後は 幸運だけでは切り抜けないような場面に直面するのでしょう。

 

自然の脅威の前には なんとも しようがない、

山の恐ろしさを 今回 あらためて再認識し 自省しています。

 

御嶽山で 亡くなられた方々の ご冥福を 心より お祈りいたします。合掌。

 

(2014年10月 2日 記 )