IBUKI GPS端末  約2ヶ月あまり 経過



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2021年夏 開催されたTJAR2020でも IBUKI GPS端末
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2021年夏 開催されたTJAR2020では 選手の現在位置をリアルタイムで把握するのにIBUKI GPS端末が使われていました。

IBUKI GPS端末を使えば 山中でのトレランや登山者などの現在位置をリアルタイムで スマホ・パソコン上で表示できます。

TJARのレースは 残念ながら 台風の影響で 途中で中止となってしまいましたが 全選手の動きが 悪天候のなかでも しっかりと把握され レースの安全の面でも十分機能しているのを パソコン画面で みることができました。

トレランでは よく使われている IBUKI GPS端末を 登山者の私が よく通う山域で 試行的に あれこれ 使ってみて 約2ヶ月あまりが経過しましたので とりあへずの 中間報告をいたします。

TJAR2020 トランスジャパンアルプスレース

https://ibuki.run/ev/8962205799348746639/map#tracked=2

http://www.tjar.jp/index.html


IBUKI お知らせ TJARでの採用決定・協賛参加について
https://ibuki.run/g/8960902124485476397/e/8962205799349182766/


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IBUKI GPS端末 シンプルな小さな電子機器
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【IBUKI GPS端末】

IBUKI GPS端末は シンプルな小さな電子機器。

IBUKI GPS端末では 測定した位置情報を携帯電話回線を使ってリアルタイムでIBUKI サーバーへと自動送信。

位置情報を地図にリアルタイムで表示して URLを知っている方が閲覧もできますし、一般公開もできます。

IBUKI GPS端末は USBで充電さえすればON OFF スイッチはなくあとは スマホ操作でログインWEBページのなかで「活動ログLIVE配信開始」とすれば あとは自動的に3分毎にGPS位置情報をドコモ回線を使ってIBUKIサーバに送信し続けてくれます。

止めるのも スマホで ログインWEBページで操作。

電池連続作動持続時間は40-50時間で、途中でモバイルバッテリーで充電すれば さらに使い続けることができます。

【仕様】(京セラ製

横86ミリ 縦51ミリ 厚16ミリ 重量78グラム
リチウム電池 1500mAh タイプCのUSB端子で充電
連続作動時間40-50時間
対応衛星 GPS、GLONASS、みちびき
対応ビーコン iBeacon
アンテナ   内蔵
防水防塵 IPX5/IPX8・IPX5
耐衝撃  MIL-STD-810G Method 516.7
通信方式 LTE Cat.1(LTE-M) 
対応Band B1 B8 B19 B26
SIM    nano SIM



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IBUKI GPS端末 約2ヶ月あまり 経過
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IBUKI GPS端末で 活動ログLIVE配信を
試行的に使ってみて約2ヶ月あまり 経過しました。

IBUKI GPS端末で 活動ログLIVE配信の検証と実験を重ねてみて。。。

【複数アプリ同時作動時 熱暴走】

スマホで WEB画面 操作ですが スマホ側で 複数のアプリを動かし続けていると 熱暴走して バグることが 何度もあり

APRS用、山旅ロガー用、ヤマレコYAMAP用、のスマホなど複数スマホを 持参。アプリ間の相性も試してみましたが

やはり 原則 複数のアプリの同時作動は できるだけ やめておいて IBUKI GPS端末操作は 他のアプリ動作が ない状態で行っています。

それでも 3分毎のIBUKI GPS端末のログがところどころ飛んだりしていて なかなか うまくいかないところがあり、これは 原因不明です。

【IBUKI GPS端末 保持の仕方】

IBUKI GPS端末を ザックのどの 位置につけたらということもあり試してみましたが 今は ザックの天蓋のなかで保持しています。

GPS端末 機器自体の性能は まずまずなの でしょうが 活動ログLIVE配信で ログが飛んでいるが GPS端末ファームウエアの問題なのか 地上局への送信の方の問題なのかどうか よくわかりません。

どの送信バンドが 山域では どれだけ有効なのかも よくわかりません。





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登山者現在位置をリアルタイムで表示
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山岳地で活動する登山者の現在位置を リアルタイムで スマホ パソコンから閲覧でき把握できるのは山岳遭難対策上 とても有効な方策です。

もし万がいつ 転滑落などで 遭難した場合、意識があれば 連絡手段を使って 救助要請を行う事ができますが、

急病とか、転滑落、雪崩などで 同行者 もろとも 意識を失い 救助要請ができない場合などは 山行中 自動的にリアルタイムで発信しつづける 装置は 山岳遭難対策のきわめて 有効な手段になります。





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アマ無線APRSと IBUKI GPS の現在地表示
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私がよく通う山域での アマ無線APRSは アマ無線愛好家の諸先輩の方々の 地上側中継局の運用などの おかげで 山稜などでも 極めて良好に常に 安定して しっかり有効に 使える状態となっています。

毎回アマチュア無線の位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり 深く感謝です。

いつもの山域では良好でも 山域が変わると APRSのリアルタイム表示が すべて うまくいくかどうか すこし心配もありますが アマ無線のAPRSでのリアルタイム表示は とても 有効に使える 強い味方です。

山中での 現在地を リアルタイムにグーグル・マップ地図上で表示できる APRSにくらべると

IBUKI GPS 活動ログLIVE配信は ログが飛んでいるところが ところどころ 見受けられます。

今後 もうすこし使いこなして 検証と実験を重ねて行こうと思います。





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( 2021年8月23日 記 )