2011初登山

今年 初登山は昨年と同様 矢筈山(1848)となった。 ■見える山 矢筈山(1848)に こだわりのある 第一の理由は 私の 住んでいる高松市内から 年間通じて かなりの確率で しっかり視認できる山だということ。(山岳展望) 「やまのぼり」の発想のうえで まず 山を眺めて 見える山から 登ると

 

今年 初登山は昨年と同様 矢筈山(1848)となった。

 

 

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■見える山

 

矢筈山(1848)に こだわりのある 第一の理由は 私の 住んでいる高松市内から 年間通じて かなりの確率で しっかり視認できる山だということ。(山岳展望

 

 

「やまのぼり」の発想のうえで まず 山を眺めて 見える山から 登るというのが とても大事なことだと ことさら 強く思う。

 

そして その登った山頂から 見える 山々を つぎに 登っていく。

 

山に接するプロトコルというか こうした ステップを 踏んで登っていくというのが このところの 年始登山の手順となってきた。

 

山を眺めて その山を登るという 自己流の登り方。

 

これが流行に左右されない 地に足をついた 着実な登山と ひとり納得し こだわりをもっている。

 

 その年のはじまりは 「まず見える山から」 が このところの 我流である。

 

 

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■雪の多い山

 

矢筈山(1848)の周辺は 山域のなかでは かなり雪の多いところ。

 

年によって 多少のバラつきがあるものの この矢筈山(1848)周辺など たいてい 最後まで残雪が残ることが多い。

 

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■落合峠(1520)

 

その昔 林道開通以前の落合峠は 歩いて登る峠で とても気持ち良かった場所との 記憶がある。

 

いま 車道の通る 落合峠(1520)から 無雪期の矢筈山(1848)は とても簡単に登れてしまう。

 

落合峠の車道が 積雪による冬季閉鎖で 完全に通れなくなって 喧騒がなくなり 矢筈山(1848)積雪期シーズンが はじまる。

 

矢筈山(1848)には 他の どこから登るににしても アプローチは すこし難しくなるが それとて たいした距離はなく どれも歩ける射程距離の範囲内だ。

 

雪山の難しさの ある部分は アプローチにあるのだが 「ともかく歩く」という 昔の原点に戻れば どれも 簡単に 解決できるのである。

 

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■過去 想い出の多い山

 

積雪期 深渕までの除雪がなかった頃 旧 三加茂町 奥森清 の最終民家から 棧敷峠をこえ 、 雪に閉ざされた 深渕をぬけて 落合峠経由 矢筈山まで 延々んと ラッセルして登っていた。

 

積雪期 敗退の記録もあるが 一番印象に残るのは、30年前 56豪雪の年の2月に矢筈山(1848)に奥森清 最終民家から 難行苦行の末、 1848mの山頂に登った時の とても強烈な記憶は いまだ 深く残っている。

 

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■定点観測

 

最近の積雪期の定点観測は別途 拙作サイト内 にアーカイブされている。

山頂標識が埋まるぐらい多雪だったのは、平成18年、平成20年など。

 

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■雪の寡多だけでは 決められない 難しさ。

 

 ラッセルは天候 積雪量、雪質 雪の締まり具合 安定度など いろいろな要素が加味され 潜りかた が 刻々変化していくので 雪が多くても 楽に登れることもあるし、逆に 雪は少なくても 湿雪で潜りの深い場合は とても厳しいものになることもある。

 

毎度 毎度 変わった 表情を見せてくれるのが 雪山の楽しさ 難しさ。

 

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平成23年1月2日

 

全くトレースのない山で 平成23年初登山にふさわしい 雪山を満喫できた往復11時間。

 

とても充実した満足感を与えてくれた矢筈山(1848)。

 

今年も こうした 初登山ができ、感謝の気持ちでいっぱいです。


こうした 登山をかなえてくれた 山里の皆様 ありがとうございました。

今年も 地に足をつけて じっくり 山歩きを たのしもうとおもっています。