平成17年01月08日 三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 牛の背(1757)

平成17年1月8日 曇り 雪

西山集落 駐車地点 4:17--西山林道 イザリ峠登山口 5:36 -- ふるさと林道阿佐名頃線から作業道へ 登り口 6:30 --1806mピーク 10:37 --縦走路 11:00-- 三嶺 (11:23-12:01) --西熊山 (13:34-13:49) --お亀岩 14:12 --天狗峠 15:00 -- 天狗塚山頂 (15:41-15:55) -- 牛の背 16:37 ----樹林限界17:01----林道 17:55 --駐車地点 18:30

累計歩行距離 25.105km 累計標高差 2263m

西山集落の先は 除雪がない。集落の先で駐車し、まだ暗い中 出発。

西山栗園への分岐付近の土捨て場で車の轍なくなり、そこからは壺足トレースが西山林道イザリ峠登山口まであった。

そのさき ふるさと林道阿佐名頃線はトレース無し。

作業道分岐から 作業道に入って 山道へ取り付く頃 ようやく明るくなってきた。

下の方は 雪の量はまだ少なく、藪がミックスした状態で 登っていくが、やがて尾根に出ると 本格的なラッセルになった。

100mくらい さきの、谷間で短足で黒い野生動物が こちらの存在を感じて、ゆっくり動いていた。熊か?
ここらの山稜に力強いラッセル痕を残してくれているのは ニホンカモシカであるが、冬毛のニホンカモシカかも?
深い雪で 動きはゆっくりしていた。

1806mピークの手前は雪が深かったが、西側に回り込むように付けられた 動物のトレースを利用させてもらう。

ここからは 締まった雪面を選びながらいくが それでも多少は潜る。

三嶺山頂 11:36 「マイナス9.7度 2-3mの東よりの風 曇り空ながら天狗塚から 西熊山 綱附森 白髪山 矢筈山系などしっかり見える。剣山 次郎笈は上部に少しガスがかかている」

縦走路は トレースは消えているが、夏道通しに歩くと、下の雪面が固まっているのが感じられ、それとなく 人の歩いた痕跡を感じ取ることが出来る。
ただ 雪が多くなっているところは やはりしっかりラッセルとなる。

西熊山への登りは 直登の稜線通しの、冬道を利用する、こちらの方が眺めがよい。

西熊山山頂と、お亀岩の間は、かなりの人が入ったのか、部分的にトレースが残っていた。

お亀岩避難小屋 はブルーシートの屋根もすっかり雪をかぶっている。

天狗峠(イザリ峠)への登りは、まだ雪が少なく 雪庇の発達もなかった。

イザリ峠から天狗塚間は 風が強く 雪が飛ばされているが、トレースは消えていても、雪面に残る一寸したへこみ方などで 年末年始に人が通ったのを かすかに読みとることが出来る。

天狗塚山頂 「マイナス9.0度 北の風3m ガス 雪 山頂標識は倒れている。」

時間的に遅いが 牛の背に向かう。
ここからは 人の通った痕跡なく 一気に底まで、潜る箇所が増えてくる。

雪面の堅いところを 選びながら 歩く。

牛の背三角点は ガスの中。下りは慎重に 下ると そのうち ガスから抜け 土佐矢筈山、京柱峠方面の雲間から西日が見えてきた。

雪の尾根を一気に下り、尾根から分かれ林道に向かい、谷に入ると 暗くなった。

ヘッドランプを頼りに、下り林道にでる。

駐車地点に戻ると車にうっすら雪が積もっていた。
 


☆コースメモ

三嶺から牛の背まで 樹林限界を抜け出た 素晴らしく長い雪稜を楽しむことが出来ます。
稜線に登るまでの三嶺北西尾根のルートは獣道ルートです。ご注意下さい。
ガスに まかれたとき 注意するのは 三嶺西峰付近 イザリ峠付近 牛の背付近です。
ことに ホワイトアウト時には 牛の背付近は 広い尾根と二重山稜で無雪期のルートは雪の下で とても分かりにくい状況になります。